この記事ではバスケの抜き技について解説します。
バスケの華であるドリブルからの1対1に注力して、目の前の相手を抜くドリブルからの抜き技や、カバーディフェンスをかわすためのテクニックを紹介!
なかなかディフェンスを抜けないと悩んでいる人は、この記事の内容をしっかりと読んで練習に取り組んでみてくださいね!
Contents
バスケの抜き技7選!これでディフェンスを抜ける!
ディフェンスを抜けるバスケの技を7種類紹介します。
それぞれのポイントをしっかりと抑えて、ゴールに向かってアタックしましょう!
バスケの抜き技①:クロスオーバー
- ボールを大きく横に振る
- 目線と体の向きで相手を騙す
- 切り返しと同時に一気に加速する
華のある抜き技の代名詞であるクロスオーバー。
フロントチェンジとも呼びますが、大きくボールを振るフロントチェンジがクロスオーバーだというのが僕の中のイメージです。
クロスオーバーがうまい選手といえばアレン・アイバーソンが思い浮かびますが、そのアイバーソンすらも脱帽するカイリー・アービングの動画を掲載しました。
レッグスルーやインサイドを織り交ぜ、緩急をつけながら行われる高速クロスオーバー。
おそらく目で追うことすら困難なスピードなのでしょう。
体格の違いがあるのでスピードや振り幅は真似出来ないと思いますが、クロスオーバーを仕掛ける前の呼吸や体の使い方を真似してみましょう。
相手の反応をよく見て行わないと、独りよがりな動きになってしまいます。
また、上手なディフェンスは切り返しの直後を狙ってくるので注意が必要。
高速で切り返したボールを失わないように、ハンドリングの練習を繰り返し行いましょう。
バスケの抜き技②:レッグスルー
- 姿勢を低くする
- 一瞬止まったフリをする
- 反対側の手でしっかりとボールを迎えに行く
足の間を通してドリブルチェンジするレッグスルー。
別名between the legs。
安全にボールを切り返す事が出来るので、密集地帯で有効な抜き技です。
ボールを後ろから前に通すようなムーブもあり、ディフェンスの意表をつくことが出来るでしょう。
レッグスルー⇒クロスオーバーの動き(キラークロスオーバー)は相性がよく、先読みしてきたディフェンスを出し抜くことが出来るかも知れません。
動画のジェイソン・ウィリアムスのキラークロスオーバーは綺麗に決まっていますが、相手を棒立ちにしたりアンクルブレイクを決めたり出来るように、地道な練習を積み重ねましょう。
バスケの抜き技③:バックチェンジ
- 逆側の手でしっかりとボールを迎えに行く
- 進行方向を急激に変える
- 出来るだけボールを見ないように
別名ビハインド・ザ・バックドリブル。
背中側でボールを通すことで、ディフェンスのプレッシャーを逃れることが出来ます。
リングに向かってドライブを仕掛けて急停止する場合にも、ボール運びなどで進行方向を変える時にも使えるドリブルチェンジ。
動画で紹介したジャマール・クロフォードは、バックチェンジで急停止し、慌てて出てきたディフェンスをクロスオーバーで抜き去るパターンが得意です。
ディフェンスが出てこなければシュートに持ち込めるだけの、高いハンドリング力があってこその技ですよね!
反対側の手でしっかりとボールを迎えに行き、ディフェンスの対応に応じて次のアクションを仕掛けれれば、簡単には対応できない強力な抜き技になるでしょう。
バスケの抜き技④:インサイドアウト
- 目線や体の向きでリアリティを出す
- 手首をしっかりと返す
- ドリブルしている手と逆の足にしっかりと重心を乗せる
クロスオーバーを途中までやる動きであるインサイドアウト。
相手のバランスを崩すために効果的な抜き技ですが、リアリティを高めるためには手首や肩甲骨周りの柔軟性が必要になるかも知れません。
ディフェンスがインサイドアウトドリブルに過剰に反応した場合は、カイリー・アービングのように素早くクロスオーバーを行い、ディフェンスを棒立ちにしてしまいましょう。
インサイドアウトとクロスオーバーを組み合わせたインサイドクロスは、相手の反応を適切に見極められてば、そう簡単にはディフェンス出来ない抜き技になるでしょう。
バスケの抜き技⑤:ロッカーモーション
- 重心は出した脚に載せたまま
- 身体の軸はぶらさず
- 引く動きは最小限に留める
ジャブステップから、出した脚を一度引く動きを見せて、もう一度同じ方向にアタックします。
相手を出し抜けても自分の動きも大きくなってしまっては意味が無いので、上記のポイントを意識して下さい。
ストレートのジャブステップに限らず、クロスのジャブステップでも有効ですし、動画のようにドリブルをしている状態でも使うことが出来ます。
仕掛ける瞬間だけ加速すればいいので、あまりエネルギーを使わずにアタックできるのが特徴です。
バスケの抜き技⑥:ポンプフェイク
- 膝や股関節はあまり伸ばさない
- 相手が反応しなければシュートを打つ
- 緩急をつける
絶妙なポンプフェイクでディフェンスを手玉に取った、コービーブライアントの動画を紹介します。
ゴール下でフィニッシュするときにも使う技術ですが、シュートを打つ動作の途中までを行い、相手が反応したらそこからドライブに切り替えます。
シュートフェイクとも言いますが、すぐにドライブ出来る態勢を保つために膝は曲げたまま行うようにしましょう。
リアリティを出すためにボールを高くまで上げるやり方と、スピードを重視してボールの動きを最小限に留めるやり方があります。
あなたのシュートの打ち方によってどちらが良いのかは変わりますが、いつもシュートを打つ時と同じように、しっかりとリングを見ながら動作を行いましょう。
相手の反応が無ければシュートを打つ。
反応したら途中でキャンセルするというようなイメージで行うと良いでしょう。
フルスピードで行うよりも、一度止まって相手に与える情報を遮断して、そこから瞬時に瞬時にシュートを狙う素振りを見せたほうが、ひっかかる可能性が高いと思います。
バスケの抜き技⑦:シュートヘジテーション
- 両足はシュートを狙えるような位置か
- いつもシュートを打っている時と同じような上体の角度か
- 目線はリングを向いているか
- シュートを打つ時と同じような手で構えているか
シュートヘジテーションとは、ドリブルをしながら行うシュートフェイクだと思って下さい。
上記のポイントを抑えないと、相手に動きを読まれてしまいます。
圧倒的なシュート力を持ち、一瞬でもスキがあればシュートを放てるステフィン・カリー。
NBA選手ですら面白いように抜かれてしまうのはカリーのシュート力あってこそだと言えますが、体や目線の使い方、ヘジテーションのタイミングなどは真似できるのでは無いでしょうか?
シュートを打つ方の手だけでなく、シュートを打たない側の手も実際の動作に近い形に持っていくことでリアリティを高めることが出来ます。
繰り返し練習して、相手が思わず跳んでしまうようなシュートヘジテーションを身に着けて下さい。
技だけではない!ドリブルから1対1を仕掛けるための3原則
チームや監督によって指針は違うと思いますが、多くの場合に当てはまるドリブル1対1の3原則を紹介します。
多くの技を身につけることも大切ですが、この3原則を意識することで、チームの流れにあった1対1が仕掛けられると思いますよ。
原則①:ドリブルの数を減らして1対1を仕掛ける
目の前の相手を抜くだけなら良いのですが、1人目のディフェンスを抜き去ってもゴールの前にはカバーディフェンスがいます。
ドリブルの回数が多くなればなるほど、時間をかければかけるほどディフェンスの状態は良くなってしまうので、なるべく少ない回数のドリブルで仕掛けたほうがチャンスが生まれやすいです。
そのため、ハーフコートのオフェンスであれば、ミートからの1対1・ピボットからの1対1の方を優先して下さい。
オールコートでスピードに乗ってボールを運んでくる時にはディフェンスの準備が間に合わない可能性もありますので、仕掛けれる時は積極的に仕掛けましょう。
原則②:シンプルなドリブルムーブを磨く
NBA選手のカイリー・アービングやジャマール・クロフォードのようなトリッキーなドリブルに憧れる人は多いでしょうが、実際の試合であのような動きをすることは稀です。
相手の状況を見ないで行う複雑な動きよりも、相手の対応によってシンプルな動きを使い分けたほうが有効でしょう。
スピードに乗っている時は特に、複雑なボールハンドリングはミスのもと。
スピードに乗ったシンプルなプレイのほうが守りにくかったりするものです。
動画で紹介されているようなシンプルなドリブルムーブを磨き、相手の反応に応じて使い分けられるようになれば、ミスを減らしながら効果的に得点が出来るはずですよ。
原則③:緩急を織り交ぜてドリブルする
一瞬で相手を置き去りに出来るようなスピードがあれば話は別かも知れませんが、そうでない場合は緩急を意識しましょう。
スピードを緩めるふりをして急加速する。一度止まってシュートを意識させ、そこから素早く仕掛ける。
動き続ける相手には脚を動かし続ければついていけると思いますが、一瞬でも脚が固まってしまったらもう対応出来ません。
シュートヘジテーションやロッカーモーションのような動きを磨くことで、スピードに頼らずに1対1が仕掛けられるようになると思いますよ。
1対1で相手を抜くバスケの技についてまとめ
どんな技にも言えることですが、相手の反応をよく見て使うことが大切。
どんなに技術が上達しても、相手の反応を見ないで仕掛けても対応されてしまいます。
逆に言えば、相手の逆をつくことが出来れば、難しい技を使わなくても簡単に相手を抜くことが出来ます。
難しい技を出来るように努力することも大切ですが、試合で相手を抜く時にはシンプルな技を使うことの方が多いはずです。
この記事の内容をしっかりと理解して、実戦で活用できるように練習を繰り返しましょう!
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