正しい考え方と練習方法で取り組むことで、自分よりも遥かにスピードや身長のある選手とも1対1で戦えるようになりました。
今まで多くの指導者の方にお世話になってきましたが、1対1を体系的に教わった事もありませんでしたし、どうすれば上達できるのかも分かりませんでした。
書店に並んでいるバスケの本は片っ端から買いあさり、国内で発売されているバスケDVDでは飽き足らず海外から取り寄せたり、バスケを上達させるために武道的な体の動かし方を遠方まで学びに行ったりと、お金と時間の許す限りはあらゆる方法でバスケの上達方法を学んできました。
もう少し身体能力やセンスがあれば、もっと高いレベルでプレイできたかも知れませんが、大学バスケ部の監督に就任し、自分の学んできた事を大学生に伝えるために理論の体系化や指導のノウハウを学んでいます。
モデリング
バスケに限らず、上達のコツは真似をすること。
いきなりNBA選手の1対1は真似出来ないと思いますが、ワークアウトなら真似しやすいでしょう。お手本とする選手や動画を決めて、徹底的に真似しましょう。
そのためには動画の撮影が効果的で、モデリング対象までの距離がどのくらいかを客観的に判断できます。
出来るだけ体格や身体能力が自分と近い選手を選べればベストですが、NBA選手にそれを求めるのは難しい。
最終ゴールとして好きなプレイをするNBA選手を設定し、それとは別に身近な存在をモデリングとして設定すると良いでしょう。
モデリング対象は変えても構いませんので、固執すること無く柔軟に真似してみましょう。
実戦稽古&基礎練習
1対1で相手を倒すためには難しい技は必要ないと思います。
それよりも重要なのが駆け引きで、単純な技術の組み合わせで相手を出し抜けるようになるためには実戦稽古が必要。
練習後に5分でも10分でも1対1をする。
その積み重ねが大きな違いになります。
実戦稽古をすることで、どんな基礎練習が自分には必要なのかが改めて分かるのが大きなメリット。
勉強で例えると過去問を解き、苦手な分野を明確にしてから問題集という基礎練習に取り組む感じです。
満遍なく色々なスキルを練習するよりも、苦手な部分・伸ばしたい部分に絞って集中して取り組んだほうが上達できると思います。
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